なぜ中3教科書なのか
これから夏ごろまでかけて、中3の英語教科書の連続授業をしていきます。なぜ、中3の教科書なのでしょうか。
それは、中3英語教科書の単語・熟語、文法・語法を見に付ければ、その先の高校レベルの英語は、かなりの部分、独学で学習を進めることができるからです。
逆に言うと、中学3年間で学ぶ英語は、独学の学習は難しいということができます。まず、発音。これは、一度は指導を受けないと、なかなか正しい発音は身につきません。また、英語の語順、文法は、日本語とは全く異なるために、最初は独学で勉強するのは難しい、ということができます。
中3レベルまでを、正しい指導を受けて学習し終えてしまえば、英語の基礎レベルは完成します。日常会話であれば、なかりの内容を話すことができるようになるし、簡単な手紙を書くこともできるようになります。
中3連続授業ガイダンス
授業第1回目(無料)
國弘正雄先生の「音読1000回」の学習
この中3レベルまでの英語を「音読1000回」という方法で学習すれば、基礎レベルは完成する、ということを、20世紀最高の同時通訳、國弘正雄先生が繰り返し述べています。
この「音読1000回」というのは、文字通り1000回読む、ということではなく、数百回、音読する、という意味で考えてください。また、100回読んだら次の英文に進み、またしばらくしたら前のところに戻って来てさらに音読する、ということをしてもOKです。
音読を始める前の準備が不可欠
さて、この音読を始める前提として、先に単語・熟語、文法・語法を学んでおく必要があります。
たとえば、中3英語レベルの良質な音読教材、NHK出版の『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』(月刊のテキストと、数カ月分をまとめた本があります)を音読しようと決心した、とします。これは、中3レベルの英語で書かれているため、國弘先生が言う「音読1000回」にぴったりです。
しかし、中3レベルの単語・熟語、文法・語法が分からないまま音読を繰り返しても、ほとんど効果がありません。内容が分からないまま音読をしても、英語は上達しません。
それでは、その中3レベルの英語をどうやって学べばいいのでしょうか。
いわゆる「英会話教室」はどうか
日本中にたくさんある「英会話教室」はどうでしょうか。中学3年間で中学生が学ぶ単語・熟語、文法・語法を教えてもらえるでしょうか。
ほとんどの「英会話教室」では、生徒たちが今知っている英語を使って会話をするだけです。先生は、時々は単語・熟語、文法・語法を教えてくれるかもしれませんが、網羅的に中3レベルまでの単語・熟語、文法・語法を教えてくれるところは、ほとんどありません。
では、どこで学べばいいのでしょうか。実は、中3までの英語を教えてくれるところは、ほとんどありません。中学生なら、まず、学校で授業を受けることができます。また、良い先生(準1級以上の英検を持っていて、教え方が上手な先生)がいる塾が見つかれば、中学レベルの英語を教えてもらえる可能性がありますが、学び直しをしようという大人に中学の教科書の授業をしてくれるところは、ほぼ無い、といっても過言ではありません。
中3英語音読を勧める者としての責任
私は2024年の秋から、YouTubeでオックスフォード学院という英語の学習方法を話すチャンネルを開設して、國弘メソッドの「音読1000回」を視聴者の皆さんに勧めてきました。しかし、この「音読1000回」の前提となる中3英語の基本知識を学ぶ場が日本ではないために、教科書と教科書ガイドを購入して、独学してはどうかと提案してきました。
しかし、授業なしで教科書ガイドを使って教科書を独学することができる人は、おそらくわずかしかいません。私は、教科書ガイドでの独学を提唱することは無責任ではないか、と感じ始めていました。
2025年4月の教科書改訂について
そんな折、2025年の4月に中学の教科書がすべて改訂されました。英語の教科書も、中1から中3まで、すべてが改訂されました。
これを機に、中3の英語教科書の連続授業をしようと私は決心しました。これまでの半年間、英語の勉強法について動画で話をしていた時は完全に無料で情報を視聴者に提供してきました。
しかし、今回の中3教科書の授業は、おそらく50時間程度の授業になるため、かなりの負担を負うことになります。そこで、仕事として中3までの授業を撮影・収録し、有料で配信することにしました。
塾や英会話教室、有料の動画予備校(東進など)よりは安い価格設定をするつもりです。詳細については現在、一緒にオックスフォード学院を運営している同僚と相談しています。
受講に関心がある人は、下記リンクより問い合わせください。詳細をお送りします。
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